0からのリスタート

大切な物を失った男が少しずつ明るく前向きに生きていく日々を綴ります!

②自分を成長させる!~崩れない精神力~

自分を成長させるため、2番目に必要と感じたのが精神力。

 

”精神力とは”

 

何かをやりぬこうとする意志の力。

 

強い精神力があれば、

 

”辛いことがあっても、へこたれない”

 

”周りの目を気にせず、堂々としていられる”

 

”ブレない芯のある人間になれる”

 

まさに僕に足りないものばかりです。

 

強い精神力を手に入れるために必要なものを考えてみました。

 

その答えを

『本当の自信を手に入れる9つのステップ』

『鈍感力』

『やる気のスイッチ』

以上の3冊の書籍から見つけました。

 

キーワードは、

 

”Beの自信”

 

”鈍感力”

 

”やる気のスイッチ”

 

の3つ。

 

順を追って考えてみます。

 

 

①”Beの自信”

 

「自信がないから出来ない…」

 

「何をやっても駄目だ…」

 

「プレッシャーに弱い…」

 

 

僕が良く思うことです。

 

だから、自信をつけるために一生懸命勉強して、練習して、

自信を付けようとします。

 

ですが、自分のそんな自信のなさは払拭できませんでした。

 

こうした付け焼刃の自信は、

ある出来事をきっかけに簡単に折れてしまうからです。

 

”~出来る” という ”成果” によって

自信をつけていると、その成果を発揮することが出来ない状況に

陥ってしまった時、その自信は簡単に失われてしまいます。

 

ましてや、その成果をあげられることによって、

「人としての価値を保っている」と感じている人においては、

立ち上がれないほどの大ダメージを負う事になります。

 

つまり、

 

”成果” による ”自信” は不安定

 

という事です。

 

この成果による自信の事を本書では ”Doの自信” としています。

 

その対極の位置にあり、折れない自信を手に入れるために必要なものは

 

”Beの自信” です。

 

Beの自信とは、自己肯定感と類似しますが、

自分に対する無条件の肯定感です。

 

ポイントは、”心の姿勢” です。

 

「〇〇が出来る」

「△△より優れている」

 

のような、Doの自信ではなく、

 

「自分はこうありたい」

「出来るだけ、〇〇したい」

 

といった、生きる姿勢についてのそこはかとない肯定感や安心感を言います。

 

??

 

と、頭の中が?でいっぱいになったところで、

もう少し具体的に考えてみます。

 

例をあげると、

「今に集中して生きていきたい」

「現実をありのままに受け入れていきたい」

 

といった内的な「あり方」は形として見えないため、

評価の対象になり得ません。

 

また、

「どれくらい今に集中できた?」

「どれくらい現実を受け入れられた?」

という成果を問うものでもないため、比較の対象にもなりません。

 

つまり、評価や比較の対象とならないため、

「お前は〇〇だからダメな奴だな」と評価されたり、

出来る同僚と比較されて焦るなどの気持ちも起こりません。

 

要は、状況に左右される事もありません。

 

この本当の自信につながる心の姿勢( ”Beの自信”) を

獲得するにはどのように考えればよいか。

 

いくつものステップがあるのですが、僕が良いなと感じた所だけ

ピックアップさせて頂きます。とは言っても、大事な部分が多すぎる…

a)~h)まで、8個あります!

 

 

a) 「”するべき” ではなく ”したい” と考える」

 

「常に冷静でいるべき」「他人を優先するべき」

 

などという”べき”は自分に対して「ちゃんとできてるか?」

 

という厳しい評価を下すこと。これではBeの自信は育たない。

 

「なるべく冷静でいたい」「出来るだけ他人の事も考えてあげたい」

 

というように「なるべく(出来るだけ)」という気持ちが大切。

 

 

b) 「そこはかとない”自分はこれでよいのだ感”」

 

街を散歩している時に、ごみを見つけたとします。

 

「自分が住んでいる街を出来るだけ大事にしたい」

 

という心の姿勢を持っていれば、

自分の”〇〇したい”に基づいて、ごみを拾える。

 

それは、ごみを捨てた人に対する怒りも感じないほどに、

気持ちの良いことになります。

 

つまり、誰にも褒めてもらえなくても、”〇〇したい”を

大切にできる自分に良い感じ方が出来ます。

 

 

 

c) 「完璧を手放そう」

 

Beの自信は完璧だったり、永遠に続く事がポイントではありません。

 

イメージするのは、風に揺れるヤシの木。

 

風が吹くとしなりますが、決して折れない。

 

風がやめば、再びしなやかに戻ってくる。

 

つまり、”いつでも体制を立て直せる”事がポイントとなっています。

 

 

d) 「悲しみのプロセス」

 

大切な物を失ったときに悲しみのプロセスを通る必要がある。

 

一時的に生きるエネルギーが下がった状態となり、自分をいたわり、

態勢を立て直すためのプロセス。

 

このプロセスを乗り越えた人は、

自分に対しても、他人に対しても優しくなれる。

 

逆に、「メソメソしていたらいけない!」

 

「常に前向きでいなければ」

 

と、悲しみのプロセスを無視して、

傷ついた心を認めないでいると、

どこかの時点で心がポッキリ折れてしまう。

 

「自分の弱さを受け入れるところに、本当の強さがある」

 

 

e) 「ありたい自分をイメージする

 

僕の場合、

「両親や兄弟、祖父母を大事にしたい」

「療育に関わる理学療法士として、自分に出来る限りのことを

子供さんやご家族に提供して、寄り添っていきたい」

「なるべく、色々な事を吸収してより立派な人間に成長したい」

 

決して折れない信念として、常に心の中にイメージしておきたいと思います。

 

 

f) 「自分がどう思われるかではなく、自分がどう思うか

 

相手による自分への評価はコントロール出来ません。

 

なので、相手の評価など気にしても仕方がないという事。

 

例えば、

尊敬している先輩と会食。

 

しかし、相手を楽しませる自信がなくて緊張する。

 

「あぁ…つまんない奴だと思われてるかな…」

 

ではなく、

 

「尊敬する先輩と食事が出来て嬉しい!」

 

と自分がその状況をどう思っているのかを考える事が大事。

 

 

g) 「批判的なトーンは気にしない」

 

人から受ける何らかのコメントには『内容』と『トーン』があります。

 

批判にもこれらが含まれます。

 

『ここを改善した方がよい』

 

という言葉でも、

 

『内容』は同じでも

 

『トーン』には

 

『よく頑張っているけど』

もしくは、

『全然できてない!ダメだ!』

などと違いがあります。

 

人から批判を受けて、成長したいのであれば、

 

『トーン』に気を取られるのではなく、

 

『内容』をしっかり受け止めていく必要があります。

 

 

h) 『魔法の言葉 ”そう思います?”』

 

他人からネガティブな評価を下された時に、

自分にかけてあげる魔法の言葉。

 

f)の考え方と同じであるが、

評価は相手が主観的につけたもの。

 

実際に相手に『早く結婚しなさい!』

 

と言われたとしても、それは相手の領域での話。

 

自分の考えとは違うものであるため、

自分が『早く結婚しなきゃ…』と思う必要は全くないのです。

 

つまり、自分の気持ちを大事にする。

 

という事ですね。

 

 

 

まとめるとつまり、”Beの自信とは”

 

『自分に正直に生きていく事』

 

と言えるかもしれませんね。

 

 

 

②”鈍感力”

 

この本は僕が学生時代に何の考えもなしに買った本。

 

最近、読み返してみたけど全然記憶にない。

 

買って満足して一度も読んでなかったようです。

 

ですが、この本100万部以上売れてる大大ベストセラー。

 

ナイスチョイスしてる当時の自分を褒めてやりたい。

 

話はそれましたが、この本のキーワードは言うまでもなく

 

”鈍感力”

 

本書では、この鈍感力が生きていく上でいかに重要かが書かれています。

 

”鈍感”とは、否定的な意味として使われやすいです。

 

ですが、その言葉の意味を、少し広くとらえるとイメージはかなり変わってきます。

 

例えば、

 

二人の少年A.Bが同じ個所を蚊にさされたとします。

 

少年Aは、慌てて蚊を叩き、刺された箇所が痒くて掻いてしまい、

湿疹になってしまう。

 

少年Bは、蚊に刺されたのも気付かず、とくに痒くもなく、平気な顔をしている。

 

この場合、敏感なのは少年Aで、少年Bが鈍感という事になります。

 

こう考えると、鈍感な少年Bの方が生きていく上で優れている事がわかります。

 

つまり、鈍感な方が余計なストレスを感じることがない。

 

よって、体調面にもストレスによる悪影響が出づらいのです。

 

この本には、様々な場面での

 

過敏な人と鈍感な人を対照的に書かれています。

 

鈍感力を養うためには、日頃から鈍感な人を

イメージしながら生活するのがよさそうです。

 

僕が鈍感力が必要と思われる場面をあげます。

 

叱られたり、嫌な事を言われてもへこたれない。

(心の鈍感さ)

 

どんな場所でも眠れる。

(視覚、聴覚、触覚面での鈍感さ)

 

褒められた時に、図に乗る調子よさがある。

(皮肉だとしても、ポジティブに受け取る鈍感さ)

 

諦めずに口説く。

(相手に好意がなくとも、それに気付かずにアプローチできる鈍感さ)

 

などと言った、いい意味での鈍さが必要。

 

僕自身も、部屋のほこりやキッチン周りの汚れをすごく気にするあまり、

妻と何度も言い争いになっていました。

 

あの時の僕に鈍感力があったなら…

 

家庭は上手くいっていたかもしれません。

 

このように、”鈍感力” は人が生きていく上で、

ましてや、誰かと共存する上で、必要不可欠な能力であると感じました。

 

他にも、生活の場面で”鈍感さが必要”と思われる場面があれば、

 

皆さん教えてください!

 

 

 

”やる気のスイッチ”

 

誰にでもやる気が湧く時がある。

 

でも、長続きしない。

 

どうやら、やる気はコントロールする方法があるらしい。

 

 それを書いているのが ”やる気のスイッチ”

 

具体的にやる気をどうやってコントロールするのか。

 

5点にまとめます。

 

 

❶”気付く事”

 

人間にはホメオスタシス(恒常性)がある。

 

熱が上がれば汗をかいて下げようとするし、

 寒ければ、体を震わせて熱を作ろうとする。

 

やる気も同じで、

やる気が上がればそのうち下がる。

やる気が無くなれば、そのうち出てくる。

 

この性質に気付くのがとても大事で、

 

やる気は急に上がれば急に下がるものだと知る事。

 

だから、変化はゆっくりがいい。

 

頑張りすぎずにちょっとずつ慣らして、

 

十分に馴染んでから次へ。

 

それに加えて、感覚的ではあるが、やる気の正体とは

 

『集中』であって『興奮』ではない。

 

興奮してテンションを上げるのではなく、

 

集中してテンション高めの平常心をキープすること。

 

書道家のように心は澄んだままで。

 

 

❷”人を褒める事”

 

人間の脳には「主語を認識せずに処理する」特徴があるらしい。

 

つまり、人を褒めることで自分のやる気をも引き出している。

 

反対に、悪口は自分に跳ね返ってくる。

 

この辺は自己肯定感のとこでも似たような作用がありましたね。

 

 

❸”アファーメーション”(おまじない)。

 

声に出してみるだけで、心が明るくなる。

 

「すべては上手くいっている」

 

嫌な事が続いた時の魔法の言葉。

 

「よくある事。よくある事。」

 

脳は言葉で思考するため、言葉にするだけで、

いい方向へ方向転換できます。

 

 

❹”メンタルブロックを外す”

 

「どうせ僕なんか〇〇できない…」

と自分の心にブロックをかけてしまう事がある。

 

そんな時は、自分に問いかける。

 

「なんでそう思うの?」

 

その理由が不要なものなら外してしまった方がいい。

 

外し方は簡単。言葉にすること。

 

「僕が〇〇することを許可する」 

 

メンタルブロックが外せれば、また一つ成長できる。

 

 

❺”心のスクリーン”

 

個人的にこれが一番大事だと思う。

 

心の中には一枚のスクリーンがある。

 

本を読んでいても、人の話を聞いていても、

 

「あれ?財布どこへやったっけ?」

 

と気になると、心は財布を探し始める。

 

目で文字を追っていても、耳で会話を聞いていても、

 

心のスクリーンは脱いだ上着のポケットや

バッグの中などの映像が映し出される。

 

目で追ったり、耳で聞いている文字や言葉は意味を失う。

 

こんな風に、心の中のイメージは一つしか写せない。

 

スノーボードは自分の見ている方向に滑っていく。

 

行きたい方向を見ていれば、勝手に進んでいく。

 

転んでいる人をずっと見ていたり、

 

「ぶつからないように!」と考えれば考えるほど、

 

転んでいる人に向かっていく。

 

そんな時には、ぱっと視点を変えて、誰もいない所をみればいい。

 

こんな風に、「もしも起きたとしたら」

 

と考えると無意識に体が反応してしまう。

 

つまり、心のスクリーンに描くものは、

 

常に”自分が望む映像”にする必要がある。

 

ここで必要になるのが、先日紹介した瞑想。

 

心のスクリーンに浮かんだ”過去や未来”の雑念を、客観視してスルーして、

 

”今”をイメージする。自分が望む映像をイメージすることで、

 

ネガティブな感情をコントロールできる。

 

 

 

 

 

 

 

長くなってしまいましたが、

崩れない精神力を養うために、

僕が書籍から得た知識を紹介いたしました。

 

分かりにくい所もあったと思いますが、

すぐに実践できる事もあると思います。

 

僕自身、元々とうふのようなメンタルの持ち主でした。

辛い別れを経験して、もう立ち直れないんじゃないかと

思ったこともあります。

 

だけど、人はやり直せるし、変われます。

 

色んな人に支えられて、色んな経験をして、強くなります。

 

これから僕自身がそれを証明してゆきたいと思います。

 

 

 

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。

皆様も、日常生活で様々なストレスを抱えていらっしゃると思いますが、

ほんのちょっとでも、楽に生きられるようなお力になれれば幸いです。

 

これからも、沢山の本を読んで、

感銘を受けた所などを根気よく紹介していきたいと思います。

よろしくお願いいたします。