0からのリスタート

大切な物を失った男が少しずつ明るく前向きに生きていく日々を綴ります!

自己肯定感、持っていますか?

先日少しお話させていただきました、

 

水島広子先生の【自己肯定感、持っていますか?】

 

のレビューを少し書かせていただきます。

 

この本は自分のバイブルです。

 

この本を読んで世界観が変わり、

 

自分にも他人にも優しく接することが出来るようになりました。

 

 

「自己肯定感」

 

この本でもキーワードになっていますが、その意味は

 

「自らの在り方を積極的に評価できる感情」

 

「自らの価値や存在意義を肯定できる感情」とあります。

 

それは「自分の事を好き・大事と思える事」と言い換えが出来そうです。

 

僕はこの「自己肯定感」が非常に低いまま大人になってしまいました。

 

両親や親戚からも大事にされ、兄二人にも可愛がられ、

 

何不自由なく育ったはずななのに、自己肯定感が低い。

 

そう思ったきっかけは、

 

『自分が嫌い』

 

『何をやっても自信が持てない』

 

『人に嫌われないように気を使いすぎる』

 

などと思う事が頻繁にあったからです。

 

 

そんな自分を変えたくて

 

「自信を持てるまで一生懸命勉強する!」

 

「自分の好きな所に目を向けてみる!」

 

と勇み足で色んな本を読んだり、

 

仕事のスキルアップのための講習会に死に物狂いで参加したり、

 

自分を磨くために一生懸命でした。

 

 

ですが、大嫌いな自分はいなくなりませんでした。

 

そんな自己肯定感が低い僕だから、

 

家庭も上手くいかなかったのかもしれません。

 

「もう自分はダメだ…死にたい…」

 

何度も何度も思いました。

 

そんな時にこの本に出合いました。

 

書いてあること、すべてが自分にとって必要な事であると、

 

読み始めてすぐに感じました。

 

少し読んでみて、同じジャンルの別の本にも目を通しましたが、

 

『やっぱりさっきの本は別格だ!』と、購入を決意しました。

 

 

この本の導入にはまず、

 

『自己肯定感を高めるには…』

 

『× 自分の好きな所を探す』

『〇 他人に対する見方を変える』

 

と書いてありました。

 

「えっ?今まで読んでた本と違うじゃん。」

 

「自分が自分をどう思うかでしょ?」

 

「自分次第だと思ってたけどなんで他人?」

 

そんな今までの自分の知識を裏切られる所から始まりました。

 

 

ここから、この本の内容で、

 

僕が「なるほど。」と思った所を

 

僕の感想を交えながら、以下の3つに分けてお伝えします。

 

 

 

①自己肯定感が低い人の特徴

 

 

②自己肯定感を高めるためには

 

 

③他人をリスペクトするためには

 

 

 

 

 

 

 

 

①自己肯定感の低い人の特徴

 

自分なんて…と思ってしまう人

 

頑張りすぎてしまう

 

他人に振り回されてしまう

 

親しくなれない

 

嫌われてしまう

 

他人の言動に腹が立つ

 

どうして~さんのようになれないのだろうと落ち込む人

 

誰からも好かれないと思ってしまう人

 

一生懸命やっても、何か足りないと感じてしまう人

 

自分をいたわれない人

 

ノーが言えない人

 

いつも自分だけが場になじんでいないという気がする人

 

 

 

こんな様々な特徴があります。

 

僕は全部の事が当てはまりすぎてびっくりしました。

 

余程、自己肯定感が低いのだろうと

 

改めて、自分の問題点を客観視できました。

 

 

②自己肯定感を高めるためには

 

自己肯定感が低い特徴は大方分かったと思います。

 

そこで、そんな問題点を解決するための

 

自己肯定感を高める方法とは。

 

本書の中ではそれを

 

『他人をリスペクトすること』

 

としています。

 

「なんで他人?」

 

の答えですが、自己認識よりも

 

他人についての認識を変えるほうが簡単だからです。

 

他人をリスペクトしている時の人は寛容で

 

そんなリスペクト感が自分にも波及するために

 

自己肯定感が高まってきます。

 

「良い意味でも悪い意味でも、周りに対する対応が自分に帰ってくる」

 

という事になります。

 

 

 

③他人をリスペクトするためには

 

”リスペクト”って?

 

ここでいうリスペクトとは、

 

単なる ”尊敬” という意味ではありません。

 

尊敬とは広辞苑で「他人の人格や行為などを尊び敬う事」

 

と定義されているそうですが、

 

これは”条件付きのリスペクト”とされます。

 

「〇〇が優れているからすごい!」

 

例えば、「あの先輩は難しい資格を持っているから優秀だ」

 

などと持っている資格に対して優れているという評価を下す訳で、

 

 

自分から見て優れているとは思えない人に対しては

 

尊敬は抱けない。という事になります。

 

 

本書での”リスペクト”はこの”条件付きのリスペクト”とは

 

対極の位置にあります。

 

その”リスペクト”とは

 

【無条件で、その人の存在に対して感じる敬意】

 

これだけでは、ピンとこない方も多いと思うので、

 

少し深堀してみます。

 

世の中では、様々な人が、様々な事情を抱えて生きています。

 

様々な事情とは、

 

性質、気質、体質、環境、能力などです。

 

すべての人は、その生まれ持った事情の中で、

 

それぞれが出来るだけの事をして生きています。

 

人から見て、全く努力していないように見えるのに、

 

偉そうな事ばかり言う上司。

 

それは、

 

生まれつき集中しにくい性質かもしれない。

 

なにかトラウマがあったのかもしれない。

 

過去に努力が報われず、心に大きな傷を抱えてしまったのかもしれない。

 

自己肯定感が低いために、自分を正当化して虚勢を張っていないと、

 

自分を保てないのかもしれない。

 

 

そんな、様々な事情を受けて今のその人がいる。

 

そうした事情を知ると、

 

「色々大変なことがあるのに、その人なりに試行錯誤して、

 

一生懸命生きているんだな」

 

と思えてきます。この感覚が

 

”リスペクト”

 

【無条件で、その人の存在に対して感じる敬意】

 

となり、その人が何かに優れていなくても

 

”頑張って生きている”という事に対する

 

”敬意”だそうです。

 

この気持ちを持てることが、

 

自分に対しても大切にできているという感覚を持つことが出来、

 

自己肯定感が高まってきます。

 

 

自分の事に置き換えてみます。

 

僕の妻が、僕に子供を見させてくれなかった事にも

 

何か事情があったのかな…

 

家事が苦手だから、その分を一生懸命子供を見ることで

 

補おうとしていたのかもしれない。

 

結婚前からずっと、

 

色々な男と関係を持たないといけないことにも

 

何か事情があったのかもしれない。

 

少し話は変わりますが、

 

僕は義理のお父さんが大嫌いでした。

 

娘が大好き過ぎるあまり、

 

何かもめ事があると「全部お前のせいだ!」

 

といったり、離れて暮らす僕の両親をないがしろにするような発言をしたり、

 

明らかにお義父さんが悪いのに「お前みたいな年下には死んでも謝らない」

 

といったり。

 

そんな義父は義母とも毎日のように喧嘩していました。

 

その家族の中では日常茶飯事の事みたいでしたが、

 

僕は仲の良い家庭で育ったので、その光景を目の当たりにするのが

 

地獄のような日々でした。

 

そんな環境で育った妻が、そういった不可解な事を

 

してしまうのも、今では頷けるような気もします。

 

 

話は少し逸れてしまいましたが、

 

僕自身も

 

「家事もろくに出来ないダメな人だな」

 

「家にいるのにいつもなにやってんの?」

 

などと、妻の事情を考える余裕などありませんでした。

 

「できない裏には事情がある」

 

それをしっかり考えて、ありのままを受け入れてあげられたら

 

こんな現実にはなっていなかったと後悔しています。

 

 

ですが、過去の事を悔やんでもしょうがない。

 

あの時の僕は僕なりに精一杯やっていました。

 

そんな自分を認めてあげたいと思います。

 

長くなりましたが、

 

この本を読んでから以前よりも、

 

他人・自分に対する感じ方が全く変わりました。

 

自己肯定感が低いせいで、

 

色々な事が上手くいかない人は

 

是非、一度見て頂くことをオススメいたします。